奇跡のキノコ狩り

初めてのキノコ狩り

ってワケでは無いですが、結構本気のキノコ狩りは初めて。
小学生の頃、学校の裏山で理科の先生に教えてもらいながら、皆でキノコを必死になって探したっけ（遠い目
家族で山菜探しに山に入ったり、イナゴ捕まえたり・・・採るのは楽しかったです。
今の子供たちはこういった自然との触れ合いって殆ど無いだろうし、もう出来ないんでしょうかね。
改めて取り返しの付かない事故だったと思い知らされます・・・

と、いう訳で大人は五時起きして山にGO！

ちょうど日の出時間の富士見平。
朝焼けの富士山が綺麗でした。
この時間にこの辺にいるのは、三脚立て写真撮る人と、登山する人、キノコ人。

山に入り登り始めて1分で既にゼーゼー言ってる僕。
風邪で本調子では無いというのを差し引いても、明らかに運動不足。もうお爺ちゃん並みの体力です。イヤ、今のお爺ちゃんの方が元気かも。ヤバイです。

一発目のまともなキノコGET！2連ジコボウです。

熟練者はキノコ目になって発見しやすくなると言いますが、素人の僕はそこにあるよ！って言われても、え？どこ？？って感じで相当接近しないと見えないんですよね。
マッシュルーム・ハイの状態に入ると10m先のキノコも見える様になるそうです＾＾；

普通に横に進むのは良いんですが、上に登るのはしんどい。足が上がらない。
沢を超えたり、倒木を乗り越えたり、登りも急だし着いて行くのがやっとって感じ。

あまりのバテバテを見かねてか、この辺で休憩しますかって事に。助かった・・・

しかし、ここで奇跡が起きようとはこの時はまだ知る由もなかった。

ももクロとキノコをこよなく愛する伊藤さんの目が何かを発見した模様・・・お、松茸があるよ～って。
この時は冗談で言ったらしいのですが、良く見るとホントに松茸が！

震える手で慎重に掘り出す伊藤さん。
テンション上がるオジサン二人＾＾
こんな事初めてだよ～（喜
まだあるんじゃない？と周りを見回す。
その時僕の座ってたケツの下にこんもりしてる場所が・・・
上の土をどけてみると・・・逢った！

なんというビギナーズラック。日頃の行いが良かったのか。ラッキーでした。
伊藤氏曰く、探しても見つけられるもんでは無く、事故にあったようなもんだよ！＾＾と、ご機嫌。

僕もこの時点でだいぶ満足してもう下山しても良いくらいの気持ちでしたが、まだ半分も登ってないとの事。現実に引き戻される＾＾；標高約2000m地点にロープが張ってあるんだけどそこまで登るんだって。
鼻水出てくるは、咳が出て余計苦しいわで、尋常じゃないくらい息が上がりました。
正直何度もギブアップ！って言って座り込みたいと思いました。
心が折れそうになりながらもなんとかロープ地点に辿り着く。ここで一服。

静かです

会話を止めて耳をすませば静寂が鳴り響いています。時折聞こえる鹿の求愛の声。
心が洗われるようだ。

これがトリカブトだって。結構そこらじゅうに生えてます。
花が鶏のトサカみたいだ。